年齢別 安静時心拍数

成人の安静時心拍数の正常値はおよそ60〜100 bpmで、健康な人では多くが60〜70台です。中央値は男性で約68〜69 bpm、女性で約70〜74 bpmで、年齢による変化はほとんどありません。年齢・性別・安静時の脈拍を入力するとパーセンタイルがわかります。大切なのは、ご自身の数値の推移を見ることです。

男女別・年齢別の安静時心拍数の表 — ONDA Lifeの無料計算ツール
性別

数値の測り方: おすすめは、朝起き上がる前に脈を数えるか、ウォッチの安静時心拍数を使う方法です。iPhoneの「ヘルスケア」アプリ →「ブラウズ」→「心臓」→「安静時心拍数」(Apple Watch)。Oura、Whoop、Garminは安静時または睡眠中の最低心拍数を表示し、座って測る値より数bpm低いことがよくあります。

教育目的の目安であり、医学的アドバイスではありません。パーセンタイルは、健康な米国成人を対象としたCDC NHANES調査(座位の脈拍)に基づきます。1回の測定よりも、ご自身の朝の推移のほうが重要です。安静時心拍数はカフェイン、ストレス、暑さ、病気、飲酒、睡眠不足で上がります。

年齢別 安静時心拍数 — 男性

座位の安静時脈拍(bpm)。CDC NHANES 1999–2008(Ostchega 2011)、健康な成人。

年齢別 安静時心拍数 — 男性
年齢低い(p10)p25中央値p75高い(p90)
18–395561697684
40–595561687785
60+5460677584

年齢別 安静時心拍数 — 女性

座位の安静時脈拍(bpm)。CDC NHANES 1999–2008(Ostchega 2011)、健康な成人。

年齢別 安静時心拍数 — 女性
年齢低い(p10)p25中央値p75高い(p90)
18–396066748289
40–595964717986
60+5964707886

心拍数の正常値は?年齢別の安静時心拍数

成人の安静時心拍数は60〜100 bpmが正常とされ、多くの循環器専門医はおよそ50〜90 bpmを健康的な範囲と考えています。健康な米国成人を対象としたCDCのNHANES調査では、座位の安静時脈拍の中央値は18〜39歳の男性で約69 bpm、40〜59歳で68 bpm、60歳以上で67 bpmと、成人期を通してほぼ横ばいでした。男性の中間50%(p25〜p75)はおよそ60〜77 bpmの範囲です。HRVと違い、成人の安静時心拍数は年齢でほとんど変わらず、体力、遺伝、睡眠、ストレスの影響のほうがはるかに大きくなります。だからこそ、ご自身の朝の推移と比べるのが最も役立ちます。詳しくは:年齢別の安静時心拍数。

女性の安静時心拍数の平均は?

女性の安静時心拍数は男性より数拍高めです。主な理由は、心臓が一般に小さく、1回の拍動で送り出す血液量がやや少ないためです。NHANESでは中央値が18〜39歳の女性で約74 bpm、40〜59歳で71 bpm、60歳以上で70 bpmで、中間50%はおよそ64〜82 bpmでした。安静時心拍数は月経周期によっても変動し、周期の後半に数拍高くなる傾向があります。また妊娠中は上昇します。比較するときは条件をそろえましょう。同じ時間帯、周期の同じ時期で、1日の値ではなく週平均を使います。女性の表を使うには、計算ツールで「女性」を選んでください。

安静時心拍数が高い原因は?

安静時心拍数がいつもより高いのは、多くの場合一時的なものです。カフェイン、前夜の飲酒、睡眠不足、脱水、暑さ、ハードなトレーニング、ストレス、感染症の始まりなどが原因になります。一部の薬(鼻づまりの薬や甲状腺の薬など)や、貧血・甲状腺機能亢進症などの病気で上がることもあります。大切なのはパターンです。1〜2日だけ数拍高いのは通常の揺らぎですが、朝の安静時心拍数が数日間ふだんより明らかに高い状態が続く場合、特にHRVの低下を伴うときは、体が処理しきれない負荷を受けている可能性があります。安静時に100 bpmを超える場合や、動悸・めまい・息切れを伴う高い脈拍は、医師の診察を受ける理由になります。関連記事:飲酒がHRVと安静時心拍数に与える影響、オーバートレーニングのサイン。

安静時心拍数を下げる方法

安静時心拍数を下げる最も確実な方法は、定期的な有酸素運動です。週3回以上のゾーン2の有酸素運動を続けると、心臓が1回の拍動で送り出す血液量が増え、安静時に必要な拍動数が減ります。効果は通常6〜12週間で現れます。睡眠、飲酒を控えること(特に夜)、夕方以降のカフェインを減らすこと、水分補給、慢性的なストレスへの対処も役立ちます。ゆっくりとした呼吸は、実践中の心拍数を下げ、長期的な回復も助けます。朝の平均値は日ごとではなく週ごとに確認しましょう。ガイド:ゾーン2トレーニング、HRVを自然に高める方法。

安静時心拍数とHRVの違い

安静時心拍数は安静時に心臓がどれだけ速く拍動しているかを、心拍変動(HRV)は拍動の間隔がどれだけ揺らいでいるかを示し、自律神経がどれだけ柔軟に働いているかの目安になります。両者は通常、逆方向に動きます。よく回復しているときは安静時心拍数が低くHRVが高く、ストレス、体調不良、オーバートレーニングのときは安静時心拍数がじわじわ上がり、HRVが下がります(多くの場合同時に)。安静時心拍数はより安定していて機器間で比較しやすく、HRVはより素早く反応します。どちらか一方だけを見るより、両方をご自身のベースラインと比べるほうが有効です。HRVもチェックしましょう:年齢別 HRV 計算ツール。

安静時心拍数 — よくある質問

年齢別の安静時心拍数の正常値は?

成人では60〜100 bpmで、健康な人では多くが60〜70台です。CDC NHANESの中央値は、男性で18〜39歳が約69 bpm、40〜59歳が68 bpm、60歳以上が67 bpm、女性ではそれぞれ約74、71、70 bpmです。年齢による変化はほとんどありません。

女性の安静時心拍数の平均は?

男性より数拍高めで、中央値は18〜39歳で約74 bpm、40〜59歳で71 bpm、60歳以上で70 bpmです。女性の中間50%はおよそ64〜82 bpmの範囲です。

安静時心拍数50は良いですか?

体力のある人なら良い値です。50 bpmは持久系トレーニングをしている成人によく見られ、効率のよい心臓を反映しています。50未満でめまい、失神、異常な疲れを伴う場合は、医師の診察を受けてください。

安静時心拍数90は高いですか?

90 bpmは正常範囲(60〜100)内ですが、健康な成人の約90%より高い値です。朝の安静時心拍数が90前後で続く場合は、睡眠、飲酒、カフェイン、ストレスを見直し、医師にも相談しましょう。

安静時心拍数はどうやって測りますか?

朝、起き上がる前・カフェインをとる前に、30秒間脈を数えて2倍するか、ウォッチの安静時心拍数を使います。1回の値ではなく、数日分の朝の平均を見ましょう。

Apple Watchの安静時心拍数が病院で測る値より低いのはなぜですか?

Apple Watchなどのウェアラブルは、完全に静止しているとき(横になっているときや睡眠中が多い)の脈拍を測ります。一方、病院では座った状態で、多少緊張しながら測ることが多いためです。数bpmの差は正常です。

安静時心拍数を下げるには?

ゾーン2などの定期的な有酸素運動が最も効果的で、6〜12週間で結果が出ます。睡眠の改善、飲酒や夕方以降のカフェインを控えること、水分補給、ストレス管理も役立ちます。

安静時心拍数が高いと危険なのはどんなときですか?

安静時に100 bpmを超える場合(頻脈)や、低い心拍数にめまい・失神を伴う場合は、医師の診察を受けてください。胸の痛み、失神、速く不規則な動悸があるときは、すぐに医療機関を受診してください。

出典と方法

表は、NHANES 1999–2008に関するCDC/NCHSの報告書(Ostchega et al. 2011、表2–3)から直接引用しています。対象は米国成人約17,000人の座位の安静時脈拍で、脈拍に影響する病気や薬のある人は除外されています。18〜39歳の区分には20〜39歳の行を、60歳以上の区分には60〜79歳の行を使用しています。パーセンタイルは、年齢・性別ごとに公表された5〜95パーセンタイルの間を補間して算出します。ウォッチやリングは安静時または睡眠中の心拍数を測るため、座位の測定より通常数bpm低くなります。

  1. [1] Ostchega Y, Porter KS, Hughes J, Dillon CF, Nwankwo T (2011). Resting pulse rate reference data for children, adolescents, and adults: United States, 1999–2008. National Health Statistics Reports, No. 41 (CDC/NCHS).

    表の直接の出典:NHANES 1999–2008に基づく、年齢・性別ごとの座位安静時脈拍のパーセンタイル(脈拍に影響する病気・薬を除外、表2–3)。

  2. [2] Nanchen D (2018). Resting heart rate: what is normal?. Heart, 104(13):1048–1049.

    臨床的な背景:正常な安静時心拍数はおよそ50〜90 bpmで、体力の高い人ではより低く、女性ではやや高く、一部は遺伝で決まります。

  3. メタ解析(約120万人):安静時心拍数が10 bpm高いごとに全死亡リスクが約9%高まる — 安静時心拍数が低いことが大切な理由です。